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クリアグロス調・用紙相性テスト

表面の光沢感を演出するクリアグロス調。

UV系の印刷と言えば瞬時硬化ですがクリアグロス調に仕上げる時は、
インク吐出後すぐにUVランプで硬化させずに一定間隔開け、未硬化のインクが流れ平滑にしてから硬化させる事で特殊な効果を得ています。

未硬化のインクが一定間隔印字形状保ったまま基材の上で留まっていてくれるかというと普通『?』となりますので
今回はその辺りをテストしてみます。
用紙18種 x カラーとクリアのデータ組み合わせ10種で傾向を見ていきます。

全体
使用機材:アルミ蒸着、PET、合成紙、一般印刷紙(コート/マット/ファンシー系/サテン)など

ポストカード10055
データ組み合わせ。用紙及び通常カラー印刷の上にクリアグロスを印刷。

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■アルミ蒸着
アルミ蒸着
全体的に好印象。黒ベタの上にクリアグロス調で文字表現しようとした場合のみ失敗。
アルミ蒸着紙(平滑・非吸収)より通常UV印刷(インク粒の微少な凹凸(レベリング))の方がクリアグロス時のインクが流れ易いようです。
上記写真のUP部分。クリアグロス調のデータをベタor白抜き文字でと替えるだけで見え、影の落ち方に大きく影響がでて印象が変わります。
■合成紙
合成紙
コレも良好。

■A2コート/A2マット
印刷紙
一見すると光沢感有り問題ない様に見えますが、クリアインクの一部が基材に染み込んで用紙色が変化してしまっています。
通常UV印刷部分の上にクリアグロスした場合と用紙にダイレクトにクリアグロスした場合で乗り具合に差が出てしまっています。

つぼ
実際の絵柄でテスト。下地に白を印刷(クリアグロスが染み込まない様)する事で効果が変化。

■ファンシー系
ふぁんしー
……。各パターンとも残念な方向です。インクで層盛ってクリアグロスを乗せる事は可能ですが、ファンシー系独特の風合い(良い意味でのムラ感)がインク平滑になるの妨げ綺麗に光沢感が表現出来るかというと難しい部分がありそうです。ただし、油が染みた表現にはもってこいだとは思いますが。
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まとめ
・基本ベタで光沢表現。
(カラーの絵柄等の上にクリアグロスで別の絵柄を表現するのは向かない。)
・非吸収系基材へのクリアグロスの乗り具合は良好。
・平滑度の高い非吸収系基材に関してのみある程度の可読性がある。
・一般印刷用紙等の吸収系基材は一部注意が必要。

上記テスト分はグラフィックスタジオの方で置いてありますので
閲覧したいという方おりましたら、気軽に声をおかけ下さい。

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