「実務に役立つ色の基礎」という講座を受講しました。
こういった基礎講座には時々行くようにしています。
主催者や講師からは「今更なぜ??」と言われます。
確かにカラーマネジメントをはじめ色の仕事をする会社の社長が今更??と思われるのはわかります。
ですが、普段は数字との睨めっこが仕事の大半を占めるため
なかなか生業である「色」について学ぶことも触れることも出来ません。
せめて時々は復習・確認を兼ねて出るようにしています。
そして、毎度のことですが大変興味深く聴くことができました。
日本印刷技術協会で時々開催されています。
内容は以下に記載します。
■なぜ、リンゴは赤く見えるのか?
色の見え方は、照明光、被写体、観測者(目)の3点セットで決まります。したがって、同じ色の光でも、人によってそれぞれ目や脳が異なるので、同じ色を共有することはできません。例えば印刷は、減法混色であり色の三原色(CMY)を重ねることによって、カラー印刷を表現しています。そこでも印刷物の色は、照明や観測者によって左右されています。
このように、色の見え方はいろいろな条件によって違ってしまうので、校正紙等を確認する環境も大切です。これらの基本的な知識がないと、色についてのコミュニケーションが成り立ちません。
本講座は、印刷会社にいながら、色の知識が乏しい方(なぜりんごが赤く見えるか説明できない…など)向けに、目のしくみから色を構成する要素、波長、色差…まで、印刷データを扱う営業から現場の方まで、知っておくべき色の基礎知識を徹底解説します。
■内 容
・色を構成する要素(なぜりんごは赤く見えるのか・・・)
・色と波長
・スペクトル曲線
・分光
・光源(蛍光灯、電球)
・目のしくみ(網膜、杆体、錐体)
・カラーマッチング
・色の数値化(XYZ 刺激値、CIE 色度図)
・色の違い、色差(Lab、⊿E)
・網点面積率とLab
・濃度と色差