社長ブログ

「私たちの仕事 私たちの流儀」

「私たちの仕事 私たちの流儀」

(序文) 私たちの製版技術を、もっと活かしていくために。 より

 

脱・製版をめざして手がけてきた事業は全部、ことごとく失敗してきました。

では、なぜダイムは生き残ってこられたのか?

それは、もともとの強みだった製版技術で生きようと、舵を切ったからに他なりません。

 

「ダイムは印刷屋じゃない。刷れる製版屋なんだ。」

「総合印刷会社ではない。印刷機能を有する製版印刷会社として生きていくんだ。」

様々な場所で私が口にしてきた言葉は、

”製版は下火”という見方がほとんどだった時代に、とても目立ちました。

ダイムは異常なこだわりを持つ会社だと広く認識されるまでになりました。

 

そして今、大手企業の広告部門の方や、著名なデザイナーの方が

私たちのような小さな会社を信頼して仕事を依頼してくださいます。

これからも、印刷物に対して特別なこだわりを持つ

情報発信者やクリエイターとの仕事を増やしていきたい。

世界的な企業もほっとかない。そんな製版印刷会社をみんなでめざしていきたい。

 

ところが、私たちはここで立ち止まってしまいました。

こだわりを持つ人たちに対して、自社をどう表現していいかわからない。

社員の一人ひとりが、どんな働き方をすべきか明確になっていない。

みんな、技術やこだわりに自信が持てず、ついへりくだってしまう。

そんな状態で、高度な仕事の依頼が増えていくわけがありません。

 

確かに私たちは未熟です。でも、「身の丈以上の目標を掲げて努力しよう」と思うのと、

「そんなにはったりきかせなくても・・・」と後ろを向くのでは、未来はまるで変わります。

私はみんなと前を向きたい。一緒に、大きな目標に挑みたいのです。

 

「ダイムが何をめざしているのか」「一人ひとりにどんな働き方をしてほしいのか」。

あらためて明確なコトバにすることで、ぶれない軸を作りたいと思いました。

新しい理念のもとみんなで努力し、上場企業並のブランドカがある、

そんな製版印刷会社を一緒につくっていきましょう。

 

「私たちの仕事 私たちの流儀」というA5判の冊子を2011年3月に制作し、社員と共有しています。

作成したきっかけは、もともと当社は写真製版業として1969年に創業しました。

写真製版という仕事は日本では1995年頃から浸透しはじめたデジタル化により急速に衰退し、写真製版を生業とする大多数の会社が廃業に追いやられました。

当社も年々目に見えて減ってゆく仕事を横目に、経営が行き詰まる時が迫ってくる中、 新しい事に挑戦しては失敗の繰り返しで苦戦してきました。

最後に原点に立ち返り製版の技術で勝負しようと舵を切り直し、  2005年頃ようやく一息つきました。

ちょうどその頃、安堵感からか社員一人ひとりの向く方向性にバラツキがあるように感じるようになしました。

そこで、あらためてこの会社の使命、行き先、行き方、価値観を整理して共有しようと考えるようになり、2010年頃から着手し2011年3月に「私たちの仕事 私たちの流儀」が完成し今も日々社員と共有しています。

ブログを書く練習も兼ねて「私たちの仕事 私たちの流儀」の内容をご紹介してゆきたいと思います。

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