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スープジャーに入れてはいけないものは3種類 !ご飯は?味噌汁は?

スープジャーは、スープやおかゆなどを温かい状態に保つための容器です。

基本的に保温性が高く、50~60℃前後の温度を5、6時間程度保つことができます。 また、水筒のように保冷する能力もあります。

このようなスープジャーですが、何でも入れられると思っている人が多く、中には普通のお弁当箱代わりに使っている人もいるようです。

ここでは、スープジャーや水筒(魔法瓶)に入れてはいけないもの、また、スープジャーにスープや料理を入れる時の注意点についてご紹介します。

スープジャーに入れてはいけないものは3種類

象印の公式サイトでは、スープジャーに入れてはいけないものとして、以下の3種類が記載されています。

・肉、魚介類、乳製品、卵などの生もの
・炭酸飲料
・ドライアイス

サーモスなど他社のスープジャーでも、入れてはいけないものとして同様の内容を挙げています。

肉、魚介類、乳製品、卵などの生ものを入れてはいけない理由

スープジャーに入れていい料理は、基本的に全て火を通したものなので、肉、魚介類、乳製品、卵のような加熱していない食品は、非常に腐りやすいので絶対に入れてはいけません!

生ものは、常温に置いておくと短時間で腐敗し始めるので、お昼のランチなどに持ってくることはできません。

例えば、お刺身とか生卵のような生ものは入れないのは、もちろん、親子丼みたいな半熟の卵がかかったような料理も避けるべきです。

また、牛乳は加熱していても、常温で置いておくと、腐敗し始めるので入れてはいけません。

炭酸飲料やドライアイスを入れてはいけない理由

炭酸飲料やドライアイスは、炭酸ガス(二酸化炭素)を放出しています。

このため、これらのものをスープジャーに入れると、容器内の圧力が上がって中身が噴出したり、容器自体が爆発したりして破損する恐れがあります。

スープジャーに炭酸飲料やドライアイスを入れる人は、まず、ないと思いますが、知識として持っておいて下さい。

スープジャーにご飯を入れても大丈夫?

スープジャーは言ってみれば、小型の保温ができる弁当箱のようなものですから、ご飯をスープジャーに入れても大丈夫です。

お昼の食べる頃になっても、温かいご飯を食べたい場合には、スープジャーを予熱した後、アツアツのご飯を入れるのがポイントです。

ただ、スープのような汁物よりも温度が下がりやすいのは仕方がありません。

また、スープジャーはご飯以外に、パスタやリゾットのようなものも入れることができます。

水筒(魔法瓶)に入れてはいけないものは9種類

サーモスの公式サイトでは、水筒に入れてはいけない飲み物(食べ物)として、以下の9つを挙げていて、象印など他社の水筒でも入れてはいけないものは基本的に同じような内容です。

・炭酸飲料
・ドライアイス
・牛乳
・乳飲料
・果汁
・お茶の葉
・果肉
・みそ汁
・スープ

炭酸飲料とドライアイスを入れてはいけない理由

炭酸飲料とドライアイスからは炭酸ガス(二酸化炭素)が発生しています。

発生した二酸化炭素によって、容器内の圧力が上がり、その圧力の高まりで飲み物がふき出たり、栓の部分が破損して飛び散る恐れがあります。

これは、スープジャーと同じことです。

牛乳、乳飲料、果汁を入れてはいけない理由

牛乳や乳飲料、果汁は基本的に低温で保存するのが基本です。

水筒でもある程度の時間は低い温度を保つことはできますが、次第に温度が高くなってくるため腐敗し始めます。

また、その腐敗によってガスが発生して、容器内の圧力が高まり、噴出や破損など炭酸飲料を入れた場合と同じような状態になる恐れがあります。

お茶の葉、果肉を入れてはいけない理由

お茶の葉、果肉は、水筒のカバーやパッキンの間に詰まってしまう可能性があります。

故障の原因になるだけではなく、中に入ってものが漏れたり、熱いお茶が入っている場合には、やけどをする恐れもあります。

水筒にはお茶の葉や果肉のような固形物は入れないのが無難です。

みそ汁、スープを入れてはいけない理由

水筒の素材にはステンレスが使われていたり、内側には特殊なコーティングがされています。

しかし、みそ汁やスープに塩分が含まれていると、錆びる場合があります。

ステンレスは、他の金属に比べ塩分に対する耐食性は優れているといわれていますが、表面に付着したまま放置すると錆びてしまいます。

錆びると保冷、保温機能が低下してしまい、その機能を果たさなくなります。

みそ汁やスープ以外に塩分を含む昆布茶なども同様にNGです。

スポーツドリンクは水筒の種類によっては入れられない

スポーツドリンクは塩分を含む酸性の飲料です。

そのため、水筒に入れるとスポーツドリンクと水筒の素材の金属が溶け出し、金属中毒を起こす恐れがあります。

実際に過去にあった例として、銅製の水筒に入れたスポーツドリンクを飲んだ人が、頭痛や吐き気を起こしたことがありました。

ただ、現在の水筒はほとんどが内部にコーティングが施されていて、スポーツドリンク対応を謳った商品もあり、これらの水筒を使った場合には、使用後にすぐ忘れずに洗えば、問題なく使うことができます。

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スープジャーに料理やスープを入れるときの4つの注意点

スープジャーに入れられる料理やスープも、一歩間違うと腐ったり、冷めておいしくなくなったりします。

そんなスープジャーを使う際に知っておきたい注意点を4つご紹介します。

・予熱で高温を保つ
・6時間以内に食べれば味噌汁やカレーが腐ることはない
・カレーなど匂いが強いものは香りが残る可能性がある
・長時間、料理を入れたままのスープジャーは爆発する恐れがある

予熱で高温を保つ

スープジャーに入っている料理を食べる時、できるだけ温かく、また傷まない状態で食べるためには、料理をできるだけ高温に保つことです。

料理を高温に保つには、予熱の作業が重要です。

予熱をすると、予熱をしない場合にくらべて約4℃の温度差が生じます。

予熱のやり方は以下の通りです。

・お湯を100℃に沸かす。
・スープジャーの内側の線(止水部)までお湯を入れる。
・蓋をしないで1分間そのままにする。
・お湯を捨てる。

その後、料理やスープを熱い状態でスープジャーに入れて下さい。

また、その他に
・料理やスープが少量だと冷めやすいので、できるだけ規定量まで入れる。
・スープジャーを保温ポーチに入れる

といった工夫をするとより冷めにくくなります。

6時間以内に食べれば味噌汁やカレーが腐ることはない

サーモスのスープジャーの説明書には、「6時間以内に一度にお召し上がりください」と注意書きがあります。

100℃まで温めた液体をスープジャーに入れた場合、6時間後でも50℃前後までしか温度が下がりません。

食品が腐るのは、一般的には40℃くらいまで下がってからだとされているので、6時間以内に食べれば、腐る可能性は低いです。

6時間以上過ぎた場合には、もったいないかもしれませんが、食べないで捨てた方が安全です。

カレーなど匂いが強いものは香りが残る可能性がある

カレーのような匂いが強い料理をスープジャーに入れると、その香りがスープジャーに染み付いてしまう可能性があります。

このため、匂いの強いものをスープジャーに入れることはやめておいたほうが無難です。

長時間、料理を入れたままのスープジャーは爆発する恐れがある

長時間、料理を入れたままにしていたスープジャーを開けたところ、爆発したり、中身が飛び出すといった事故が報告されています。

具体的なケースは、以下のようなものです。

パスタを入れて2日間経過した後、フタを開けようとしたところ、フタが開なかったため、お湯で温めたら爆発した。

みそ汁を入れて8時間以上経過後、フタを開けたら中身が飛び出した。

この原因は、腐敗によって発生した二酸化炭素によって、容器内部の圧力が上昇したためと考えられています。

もしスープジャーに入れた料理やスープを6時間以内に食べなかった場合には、フタを開けて廃棄するようにしましょう。

以上、スープジャーや水筒(魔法瓶)に入れてはいけないもの、また、スープジャーにスープや料理を入れる時の注意点についてご紹介しました。

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